西野坂学園時報

「建築屋崩れの物語屋」Lenazoによる社会・労働・教育問題研究。
同人サークル「橘設計」の社会問題研究ディヴィジョン。
<< September 2010 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
<< 参議院選挙後の街のいい変化 | main | [速報]美しい国づくり内閣、無様極まる退陣 >>

武道必修化にカタルシスを感じる愚劣老人ども

中学校における「武道必修化」に関する言説を毎日新聞が書いているので感想。

どうみる「武道必修化」 伝統・文化の尊重!?/愛国心の養成!?(毎日新聞)
http://www.mainichi-msn.co.jp/tokusyu/wide/news/20070910dde012100057000c.html

内田樹(神戸女学院大学教授)をこの分野の専門家と考えていると言うだけで萎えるのですが、自称作家・山本一力のコメントが論証もないあまりにも杜撰なものでさらに萎える……武道の体感知なるものを盲信している内田、山本2氏のようなお馬鹿さん(しかも山本はまさに馬鹿の象徴たる団塊の世代!)から有益なコメントが出ると思っていたのでしょうか。かなり良い意味でのリベラルな記事が出ている毎日新聞も、高齢者は持っているが若い世代が持っていないと主張する「体感知」を盲信するこの世代がもっとも殺人や強姦を犯し、女性の人権にも無頓着である生物学的にも社会学的にも劣等な世代であることを明言した上で、こういう脳まで筋肉でできているような「考えないヒト」からコメントをとることによるマイナス点を自覚したほうがいいでしょう。

で、武道のような格闘技は必修で教え込むべきであるくらい価値があるのであれば、同じことをできそうな日本舞踊や茶道華道はダメなのかという社民党・保坂展人代議士の問いにこういう団塊馬鹿はどう答えるのかな。ああ、「老人の体感知は絶対だ! 俺たちがあると言っているからあるのだ!」で終了ですか……

自称知識人の知識レベルがこの程度とは、泣けます。
社会時評 | permalink | comments(1) | trackbacks(1)

この記事に対するコメント

 ここに書き込むのも久しぶりですが、どうやらこういうのがあるらしいですね。

 ニート支援拠点を倍増へ、全国100か所に…自宅訪問も(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070923i213.htm

 政府のお墨付きで、第二の長田百合子や杉浦昌子が生まれてしまうことを懸念せずにはいられません。
後藤和智 | 2007/09/24 5:19 PM
コメントする









この記事のトラックバックURL
この記事に対するトラックバック
 以下のサイトにトラックバックします。 たこの感想文:(書評)下流社会 葉っぱの「歩行と記憶」:[赤木の森@][cinema]その時、「平和が希望」と言っちゃうのですか、 他山の石書評雑記(フリーライター小林拓矢のブログ):[メモ][社会学][速報]『下流社会 第二
統計学の常識、やってTRY!SPECIAL 〜三浦展『下流社会 第2章』を嗤う〜 | 新・後藤和智事務所 〜若者報道から見た日本〜 | 2007/09/15 12:15 AM
RECOMMEND
「ニート」って言うな!
「ニート」って言うな!
本田 由紀, 内藤 朝雄, 後藤 和智
若年労働問題にはびこる「ニート」論の陥穽と欺瞞を厳しく指弾する好著。「若者自立塾」「若者の人間力を高める国民運動」のいかがわしさがこの1冊でわかる!!!
RECOMMEND
若者と仕事―「学校経由の就職」を超えて
若者と仕事―「学校経由の就職」を超えて
本田 由紀
本田由紀(東京大学助教授)氏の真骨頂。日本の若年者労働問題の根幹にある「新卒一括採用」を根底から問い直す好著
RECOMMEND
新版 年収300万円時代を生き抜く経済学
新版 年収300万円時代を生き抜く経済学
森永 卓郎
小泉構造改革路線(=アメリカ型市場原理主義)を真っ向から非難する気骨の経済アナリスト・モリタクこと森永卓郎氏の名著が新版となり文庫化!
RECOMMEND
悪夢のサイクル―ネオリベラリズム循環
悪夢のサイクル―ネオリベラリズム循環
内橋 克人
日本に跳梁跋扈するミルトン・フリードマンによる「新自由主義経済」に敢然と立ち向かい続けてきた内橋克人の近著。開祖が世を去った今こそ、氏の訴えに耳を傾けるべきとき。
RECOMMEND
多元化する「能力」と日本社会 ―ハイパー・メリトクラシー化のなかで  日本の〈現代〉13
多元化する「能力」と日本社会 ―ハイパー・メリトクラシー化のなかで 日本の〈現代〉13
本田 由紀
2006年度大仏次郎論壇賞奨励賞受賞作。経営者団体や教育産業従事者により繰り返される「人間力」「社会人基礎力」という名の人格介入政策の現状に異議を唱え、闘うための知識と知恵を与えてくれる本。超業績主義(ハイパー・メリトクラシー)を打ち破り、個人の幸福を願う家庭人と若者は必読の書だ。
RECOMMEND
若者論を疑え! [宝島社新書]
若者論を疑え! [宝島社新書]
後藤和智
「ニートって言うな!」で華々しいデビューを飾った後藤の単著がついに上梓。若者への恐怖心と憎悪に満ちた言説を撒き散らす勢力と闘うための知識の土台に一冊。
RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACK
PROFILE